uber Eats配達員いざ参る‼

生のuber配達員が知られざる業務内容や日々の出来事を綴る奮闘記

自転車からバイク配達に変えた理由

 

 

 

お疲れ様です、

uber Eatsいざ参る‼」読んでいただきありがとうございます。

uber配達の記事が増えてきたので、

これからはここにuber Eats関連はまとめたいと思います。

よろしくお願いします。

 

 

世界規模のコロナ禍ですが、夏は変わらず暑くて、

日中、強い陽射しの下で自転車による配達はかなり過酷で、

長袖に足首までのコンプレッションを着て日焼け止めを塗っても

わずかに露出した指や首は真っ黒に日焼けし、

顔にはサングラスとマスクのあとがくっきりと刻まれていた。

 

自分が自転車で配達しているにもかかわらず、

他の自転車の配達員を見かけると

「暑い中ほんとよくやるわ」

と感心してしまうほどだ。

 

昼間の配達だけで大かたの体力は消耗し、夜はまだ早い時間だというのに

限界を迎えてしまい、足はパンパンお尻はヒリヒリで、

帰宅した時にはほかの用事は何もできないほどヘロヘロになっていた。

 

それが毎日となるとさすがにこたえる。

いくら自転車が好きとはいえもう若くないのだ、趣味の範囲としてとか、

ダイエットの為とかならいいのだろううが、

これでちゃんと稼ごうというなら非効率に思えてならない。

 

 

これからもこの仕事を続けていくのであれば、

体力面に考慮して電動自転車にするか、

きっぱりバイク配達にシフトするか考える時期にきていた。

 

どちらがいいのかはかなり悩んだ。

よくuber Eatsのサイトなどで

「自転車とバイクどっちが稼げるの?」なんてのを

目にするが、僕の悩みは「電動自転車とバイク」の比較にある。

 

 

どちらにしてもそれなりの初期投資がいるわけで判断を誤りたくない。

電動自転車はこの間の大阪中央エリアのトライアルで試乗はできたが

バッテリーやメンテナンスなど知らないことはまだ多い、

バイクにしても若い時に原付バイクに乗っていた時期があったが

もう10年近く乗っていない。

 

 

気持ち的にはバイクに偏りつつあるのだが、一旦その気持ちをフラットにして、

配達をするという観点から電動自転車、バイクそれぞれの

メリット、デメリットを考えてみた。

 

電動自転車配達のメリット

  • 体力面での恩恵
  • 自転車としての機動性

電動自転車配達のデメリット

  • 充電が必要
  • 自転車としては高額
  • 電動とはいえ漕ぐ必要はある

 

 

バイク配達のメリット

  • 楽ちん
  • 早い
  • 配達範囲が広い

バイク配達のデメリット

  • 初期投資
  • ガソリン代やエンジンオイルの出費
  • 自賠責などの保険
  • ヘルメット着用
  • 交通違反の恐れ

 

電動自転車、バイクともに利点、弱点はあるのだが

何より吟味されるべきはこの地元という場所柄だ。

都心部ではないエリア。

そうなるとバイクの配達範囲の広さはかなり強みだし、

体力的な負担及び早さでもバイクに軍配が上がるのは確かだ。

 

電動自転車とバイクは価格についてもあれこれリサーチみたところ、

電動自転車はネットに自分で組み立てるという低価格のものが

¥60000ほどで出ていたのだが、僕は地元のバイクショップでそれとほぼ同等の

中古スクーターを見つけたため、そこでバイク配達へのシフトを決意した。

 

uber Eatsの配達は自転車でもバイクでも車でもできるのだが

どれかひとつしか登録できず、それ以外の車両で配達したことが発覚すると

アカウント停止という重いペナルティーが課せられる。

 

この登録はいつでも変更可能だが、タイミングによっては承認されるまで

数日ほどかかることがあるらしい。

以前は各地にあるサポートセンターに行って登録手続きをしなくてはいけなかったが、コロナの影響でサポートセンターが閉鎖してしまい、

現在は全ての手続きがwebで完了できるという。

 

 

ひとまず車両変更登録は置いといて、バイクの購入手続きをした。

中古のためか納車まで二週間ほどかかると言われたからだ。

 

それまで配達は自転車でやればいいし、役所にナンバープレートをもらいにいったり、ヘルメットを買ったりできるので特に問題はない。

 

 それとバイク配達に変更したなら、密かにカスタマイズしたいと考えていたのが、

 ウバックを背負わないというスタイルだ。

バックを背負って配達するイメージが強いが、そういう規定はなく、

もっと言うならあのウバックでなくてもいいのだ。

 

ずっと自転車配達しながらバックを背負うことの負担を感じていた。

 

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ウバックを背負う事のデメリット

  • 重い、体力的負担
  • 商品を出し入れする毎の上げ下ろしの手間
  • 下した時、地べたに置くこと(衛生面)
  • 夏場、バッグと背中が汗だく(衛生面)
  • 上げ下ろしする時、中の商品が傾く恐れ(飲料や汁物が危険)
  • 運転中も少し傾きがある
  • 混雑時の店舗に持って入ると大きくて邪魔  etc…

 

正直なところデメリットばかりが目に付く。 

 自転車配達でも荷台をつけてバッグを固定しようかと考えたのだが、

僕の自転車はスポーツタイプなので自転車に乗る際は片足を後ろに上げて

またぐ乗り方になる、そのため後ろの荷台にあのバッグを載せると

自分が自転車に乗れなくなる事態になるので事実上無理なのだ。

 

それがスクーターなら出来るのがすごくうれしかった。

 

ネットでウバックをバイクの荷台に設置するやり方も出ていたので、

それを参考に必要な器具なども買い揃え、ウバックにも自分で改良を施し、

バイクに脱着できるようにした。

 

 

そして迎えたバイク納車日、僕は花嫁 を出迎えるような晴れやかな気持ちで

バイクを受け取り、乗って帰った。

 

中古とは言えとてもきれいなスクーター。上等だ。

今日から配達のパートナーになる

「よろしく頼むよ」と挨拶した。

 

そして新たにバイクでの配達ライフが始まろうとしていた。

 

 

 

               つづく